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カルメン故郷に帰る [DVD] 価格: 3,990円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 頭の弱いカルメンが自分を奮い立たせるように歌うタイトルソング(黛敏郎作曲)と盲目の作曲家(佐野周二さん名演)や子どもたちが浅間の風景を謳う「そばの花咲く」(木下忠司作曲)が、すばらしい。故郷に錦を飾ろうとするカルメンも、貧しさに耐えながら曲を作り続ける作曲家も、一途な思いのままに生きる、また、そのようにしか生きられない存在。そんな人間の美しさと哀しさをコメディとして見事に表現したこの作品に、強い印象を加えています。
オープニングでは、撮影・照明・編集・助監督などがチーフだけでなく全員表示され、日本初のカラー映画、松竹映画三十周年記念という本作の重みを感じさせてくれます。 |
お嬢さん乾杯! [DVD] 価格: 3,990円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 1949年公開、戦後、華族制の廃止というまさに激動の時代に制作をされた作品、貧しい家の生まれながら弟想いでわずか一代で自動車修理会社を経営、そんな彼の元に突如、元華族のお嬢さんとのお見合い話が、乗り気でなかったが、日本の聖女とまでいわれた伝説の女優、原節子が演じるお嬢さんをひと目見て彼は恋に落ちる、だが、彼女の父は騙され事業で失敗、刑務所に、おまけに婚約者は戦争で他界していた事を知る、こんな美人が自分を本当に愛してくれるのか、純粋故に悩む彼、身分違いの恋の難しさにお金の問題も重なって、題材がとても興味深く、アメリカに追いつけ、追い越せという当時の日本の意気込みも感じられる良作、当時、29歳の |
磐越西線 価格: 1,200円 レビュー評価: レビュー数: |
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女の園 [DVD] 価格: 2,400円 レビュー評価:2.0 レビュー数:1 この映画、昭和二十九年のキネマ旬報のベストテンで2位になっています。
1位が同じ木下監督の「二十四の瞳」。
そして3位はなんとあの「七人の侍」です!
今この3本を見ると当時の評価が信じられません。
当時非常に革新的と見られたこの作品が3作品の中で一番古臭く見えるのは、この映画が現代劇だからでしょうか?
舞台は戦後の女子大学の寮。
学生達が保守的な先生に反抗し、最後には大学封鎖デモになります。
しかしいくら勤めた後で改めて大学に入りなおした設定とはいえ、当時30歳だった |