喜びも悲しみも幾歳月 [VHS] 価格: 3,990円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 日本各地を転々とするところ、厳しい自然に耐えるところ、家族の触れ合い、歳をとるということ、ああこれが人生か!
今見ても、感動的な名作です。 |
野菊の如き君なりき [VHS] 価格: 3,990円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 伊藤左千夫「野菊の墓」は、何度も映画化されているが、なんと言っても一番秀逸なのは、モノクロのこの版である。 ヒロイン民子役の少女の可憐さ。 周りの人の思惑に、無残につぶされた幼い恋。 中でも泣けるのが、今は老人となった正夫が、「死ぬ前に一度」と舟で故郷におもむく、という設定である。 この人は、敗戦もくぐりぬけ、何とか今は人並み以上の暮らしをしているだろうに、そんなになっても、忘れられない、何十年も前の悲しい恋なのだ。 |
二十四の瞳 [VHS] 価格: 3,990円 レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 あまりにも有名な坪井栄の小説の映画化です。 よくぞここまで!というくらいに原作を忠実に再現していますし、子供たちの演技がとてもいいですよ。 また、後半は何年かが過ぎて生徒たちが大きくなるのですが、本当に何年間もかけて撮影したのかと思うぐらい、子供たちはそのまま成長した顔で出て来るんです。 これは、その子役たちの本当の兄弟が演じていると、後で知りました。 細部に渡って、妥協のない演出で、渾身の作品です。 日本映画の傑作の一つです。 |
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阿波の恋唄 価格: 1,200円 レビュー評価: レビュー数: |
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二十四の瞳 デジタルリマスター2007 [DVD] 価格: 3,990円 レビュー評価:5.0 レビュー数:7 二十四の瞳というのは、この物語の主役の教師(高峰秀子)が、初めて受け持つクラスの、12人の子供達の瞳の合計を表していて、物語は、その子供達と教師との、人生を通して続く心の交流を軸に、太平洋戦争へと突き進む時代の流れと終戦後までを、美しい島(小豆島)に住む人々の生活を背景に、淡々と、しかし丁寧に描写してゆきます。
この映画には、様々な歌(や音楽)が、島に寄せてはかえす波のように流れますけれど、それは決してただのサウンドトラックなどではありません。時代の流れや、登場人物達の感情や人生そのものまでを表現し観客へ伝える、最重要ファクターの役割を担っています。
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楢山節考 [DVD] 価格: 2,800円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 愛とは何か?
田中絹代が演じる母親は、
神さま、仏さまになれると云う信心と
息子夫婦や孫への愛で山へ行ったんだと思います。
ホンモノの愛は、
好きとか嫌いとか、そんな安っぽいものじゃなくて、
自己犠牲だと思います。
見返りを期待しない、
give & take じゃなくて give & give
だから、自分を嫌っていた孫への愛もあると思うんです。
子を持つ親、
特に母親 |
Head First Statistics ―頭とからだで覚える統計の基本 価格: 3,360円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2
この本はイギリス人の女性プログラマー(兼数学者)が書いた統計の入門書です。
でも統計学の本とは思えないくらい面白いのです。
プログラマーという畑の異なる分野の著者だからかもしれません。
これまでこの手の本は何度も試してきましたが、そのたびに挫折。
でもこの本は、ひと味もふた味もちがいます!!
帯にもありますが、楽しく理解できて、深く理解できる。
この2つを満たす本ってなかなかないと思います。
女性著者ならではの楽しさやユーモアにも満ちていて、これは男性にはなかなか書けない本だな、とも思いました。 |
しりとり世界いっしゅう 価格: 1,680円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 本の帯に書かれていた言葉で購入即決しました。
旅をこよなく愛する
イラストレーター
10人が絵でつなぐ
しりとりの世界旅行
旅好きの10人のイラストレーターが
2007年4月代々木公園でピクニック気分で《しりとり》をし、
200の言葉をランダムに一人20個に割り振り。
持ち帰り20個のイラストにしたそうです。
同年6月葉山のギャラリーで展示。
様々な出来事を経て
とても楽しい本になりました。
旅する1 |
天才監督 木下惠介 価格: 2,100円 レビュー評価:5.0 レビュー数:3 いやはやエピソードや蘊蓄がてんこ盛りの評伝です。「二十四の瞳」「楢山節考」「野菊の如き君なりき」など数えきれない名作を生み出しながら、同時代の名監督と比べて今一つ忘れられた感のある木下恵介監督。その素顔や作品を、作家であり映画評論家であり映画監督も務めた長部日出雄氏が、熱情を込めて描き出してゆきます。どのページを開いても、面白いエピソードがぎゅっと詰まっていて、木下恵介を知らない人でも引き込まれること間違いなし。下世話な言い方をすれば、お買い得な本、お値打ちな本といえるでしょう。ただ、ノンフィクションライターが手際よくまとめた凡百の伝記とは異なり、作家の個性や匂いが随所に顔を出します。長部氏 |